トラネキサム酸を飲んで肝斑が以前より目立ちにくくなってくると・・・・
「やめたらまた濃くなるのでは?」
という疑問が出てきます。
答えから整理すると、トラネキサム酸をやめた翌日から急に肝斑が元の濃さへ戻ったり、薬をやめた反動で以前より濃くなったりするとは限りません。
肝斑はもともと紫外線、ホルモン環境、皮膚への刺激などの影響を受けながら、薄くなったり再び目立ったりしやすい色素異常症です。
そのため、服用中に落ち着いていた肝斑が中止後に再び目立つことはありますが、「薬への依存」や「離脱症状」と考えるのは適切ではありません。
さらに注意したいのが、市販薬と医療機関から処方されるトラネキサム酸では、服用期間や休薬の考え方が同じではないことです。
いつまで飲めばよいのか、休薬したほうがよいのか、再開してもよいのかは、現在使っている薬と肝斑の状態を分けて考える必要があります。
以下の記事も参考にしてください。
→Actually,(アクチュアリー,)の美容内服薬の口コミ、評判はどうなの?
- トラネキサム酸をやめたらどうなる?最初に答えを整理
- トラネキサム酸をやめた翌日から肝斑が濃くなるわけではない
- トラネキサム酸をやめてから肝斑が戻るまで何日?
- トラネキサム酸をやめたら肝斑は必ず戻る?
- 「肝斑が戻る」と「薬の反動で悪化する」は違う
- トラネキサム酸をやめても以前よりひどくなるとは限らない
- トラネキサム酸をやめたら一般的なシミも戻る?
- トラネキサム酸のやめどきはいつ?
- 市販トラネキサム酸と処方薬は「やめる時期」を分けて考える
- トラネキサム酸をやめるときは徐々に減らす必要がある?
- トラネキサム酸だけやめて他の美容内服を続けてもいい?
- トラネキサム酸をやめた後、また飲み始めてもいい?
- トラネキサム酸をやめて肝斑が濃くなったら何を確認する?
- トラネキサム酸をやめた後の肝斑対策
- トラネキサム酸を長期間飲み続ける前に確認したいこと
- トラネキサム酸をやめるか迷うなら処方内容そのものを見直す
- 通院が負担ならオンライン診療で処方を見直す方法もある
- トラネキサム酸をやめたらどうなる?よくある質問
- まとめ|トラネキサム酸をやめたら「必ず戻る」とは限らない
トラネキサム酸をやめたらどうなる?最初に答えを整理
トラネキサム酸をやめた後に起こり得る変化を、最初に整理しておきましょう。
| 気になること | 考え方 |
|---|---|
| やめた翌日 | 肝斑が突然元の濃さへ戻るとは限らない |
| 離脱症状 | 依存性のある薬をやめたときのような離脱症状を前提とする薬ではない |
| リバウンド | 中止そのものによって以前より悪化する「反動」と、肝斑の再燃は分けて考える |
| 肝斑の再発 | 中止後に再び目立つことはあるが、時期や程度には大きな個人差がある |
| 徐々に減らす必要 | 依存や離脱を防ぐための段階的な減量が一律に必要な薬ではない |
| 市販薬 | 肝斑改善用の製品では服用期間と休薬期間が決められているものがある |
| 処方薬 | 処方目的、服用量、肌状態、既往歴などを確認して医師と終了時期を決める |
「やめる=それまでの変化がすべて無駄になる」ということでも、
「一度始めたら一生飲み続けなければならない」
ということでもありません。
重要なのは、肝斑がどの程度落ち着いたのかを確認しながら、内服以外の紫外線対策やスキンケアへ管理の重心を移していくことです。
トラネキサム酸をやめた翌日から肝斑が濃くなるわけではない
「薬をやめたら何日で効果がなくなる?」という疑問は多いですが、薬が体内から減っていく時間と、顔の色素が見た目として変化する時間は同じではありません。
医療用トラネキサム酸を健康な成人男性へ単回投与したデータでは、血中濃度の半減期は約3時間程度とされています。
また、単回投与後24時間以内に、投与量の約40~70%が未変化体として尿中へ排泄されたとする薬物動態データがあります。
だからといって、薬が体内から減った瞬間に顔の肝斑まで元へ戻るわけではありません。
すでに皮膚に存在しているメラニンの見え方や、新しく作られるメラニン、紫外線や摩擦などの影響が積み重なって、少しずつ外見上の変化として現れます。
「昨日まで飲んでいたのに今日やめたから、明日には全部戻ってしまう」と心配する必要はありません。
トラネキサム酸をやめてから肝斑が戻るまで何日?
「何日後に戻る」と決められる医学的な日数はありません。
肝斑の研究ではトラネキサム酸終了後の再発が報告されていますが、再発率も再発までの期間も研究条件によってかなり異なります。
実際に、トラネキサム酸を使用した研究では中止後も比較的安定していた例がある反面、一定期間を過ぎて肝斑が再び目立ってきた例も報告されています。
| 中止後の時期 | 考えやすい状態 |
|---|---|
| 数日程度 | 薬の血中濃度は低下するが、見た目の肝斑がすぐ変化するとは限らない |
| 数週間 | 紫外線量や肌への刺激などによって色調の違いを感じる人もいる |
| 1~2カ月前後 | 肝斑が再び目立っていないか確認しやすい時期の一つ |
| 数カ月以降 | 季節、紫外線、ホルモン環境などを含めた長期的な管理が重要になる |
市販の肝斑改善薬トランシーノシリーズの臨床試験では、服用終了後に再発した人の多くが2カ月経過後だったというデータもあります。
この結果がすべてのトラネキサム酸服用者に当てはまるわけではありませんが、「中止翌日にすべて戻る」というイメージとは異なることがわかります。
トラネキサム酸をやめたら肝斑は必ず戻る?
必ず戻るわけではありません。
トラネキサム酸の内服終了後に肝斑が再発した研究はありますが、すべての人が同じ時期・同じ程度に再発するというデータではありません。
500人以上を対象とした海外の後ろ向き研究では、改善がみられた人の中で治療後に再発したケースも報告されています。
別の研究ではさらに低い再発率が報告されており、
治療期間、併用治療、肝斑の重症度などによって結果は変わります。
つまり、「やめたら必ず元通り」と決めつけるより、中止後に肝斑を悪化させる要因がどの程度残っているかを見るほうが実用的です。
肝斑はもともと濃くなったり薄くなったりしやすい
肝斑は主に頬などへ左右対称に現れやすい色素異常症で、紫外線や女性ホルモンなどが悪化に関係すると考えられています。
日本の美容医療診療指針でも、肝斑は寛解と増悪を繰り返しやすい難治性の色素異常症として扱われています。
そのため、内服をやめた後に色が濃くなったとしても、すべてを「トラネキサム酸をやめたせい」と判断することはできません。
夏になって紫外線量が増えた、強くこするスキンケアが増えた、ホルモン環境が変わったといった要素が重なっていることもあります。
「肝斑が戻る」と「薬の反動で悪化する」は違う
トラネキサム酸をやめた後に肝斑が目立つと、「薬をやめた反動で悪化した」と感じることがあります。
ここは分けて考えたほうがわかりやすい部分です。
トラネキサム酸はプラスミンの働きを抑える抗プラスミン薬であり、肝斑ではメラニン産生に関係する経路への作用を期待して使用されています。
服用を終えれば、その作用が永久に続くわけではありません。
その後も紫外線などの悪化要因が続いていれば、時間の経過とともに肝斑が再び目立つ可能性があります。
これは「トラネキサム酸がないと肌が正常に働けなくなった」という依存状態ではなく、もともと持っている肝斑の性質や悪化要因が再び表面化したと考えるほうが適切です。
トラネキサム酸をやめても以前よりひどくなるとは限らない
「飲む前より濃くなるのでは?」という心配もありますが、中止そのものによって肝斑が必ず服用前より悪化するとはいえません。
見た目が服用前より濃く感じる場合には、薬の反動だけを考えるのではなく、中止した時期と紫外線量、肌荒れ、摩擦などを一緒に確認してみてください。
春から夏にかけて内服をやめた場合と、紫外線量の少ない時期にやめた場合では、同じ人でも肌の見え方が変わる可能性があります。
ファンデーションの色、照明、スマートフォンのカメラ補正によっても、肝斑が以前より濃くなったように見えることがあります。
経過を見るなら、同じ場所、同じ照明、できるだけ同じ時間帯で月に1~2回程度写真を残しておくと変化を比較しやすくなります。
トラネキサム酸をやめたら一般的なシミも戻る?
ここで大切なのが、「シミ」と「肝斑」を同じものとして扱わないことです。
顔の褐色斑には肝斑だけでなく、日光黒子、炎症後色素沈着、雀卵斑、後天性真皮メラノサイトーシスなど複数の種類があります。
肝斑の場合
トラネキサム酸の内服が美容医療でよく検討されるのは肝斑です。
研究では経口トラネキサム酸による肝斑の改善が報告されているため、中止後に再び肝斑が目立つ可能性についても考えておく必要があります。
日光黒子などの場合
輪郭が比較的はっきりした一般的な「シミ」の中には、日光黒子など肝斑とは別の色素斑が含まれています。
こうしたシミがトラネキサム酸を飲んでも変わらない場合、服用期間を延ばすことより診断そのものを確認したほうがよい場合があります。
ニキビ跡などの炎症後色素沈着の場合
ニキビや湿疹などの炎症が治った後に残る褐色の跡は、炎症後色素沈着の可能性があります。
新しいニキビや皮膚炎を繰り返しているなら、色素沈着だけを見るのではなく、新しい炎症を減らす治療を優先したほうがよいケースもあります。
「トラネキサム酸をやめると全部のシミが戻る」という考え方ではなく、何の色素斑を治療しているのかを確認することが重要です。
トラネキサム酸のやめどきはいつ?
やめどきは「何カ月飲んだか」だけでは決められません。
市販薬なのか処方薬なのか、どの程度変化があったのか、現在もトラネキサム酸を使う目的があるのかを整理して判断します。
市販の肝斑改善薬なら決められた服用期間を守る
市販の肝斑改善薬トランシーノEXでは、2カ月を超えて続けて服用しないよう定められています。
2カ月服用した後は2カ月以上休薬し、肝斑が再び気になる場合には再度服用できるという使用方法です。
「調子がよいからそのまま3カ月、4カ月と続ける」という使い方ではありません。
市販薬を使っている場合は、美容クリニックの記事で紹介されている処方薬の期間ではなく、自分が購入した製品の用法・用量を確認してください。
医療機関で処方されたトラネキサム酸は一律2カ月ではない
ここは混同しやすいポイントです。
医療用トラネキサム酸の電子添文には、肝斑は承認された効能・効果として記載されていません。
美容医療で肝斑に処方される場合は、承認された用途とは異なる目的で医師が使用を判断するケースがあります。
そのため、市販のトランシーノEXの「2カ月服用・2カ月休薬」をすべての医療用トラネキサム酸処方へそのまま当てはめることはできません。
処方薬では、現在の肝斑の状態、服用量、既往歴、併用薬などを確認しながら、医師が継続・休薬・終了を判断します。
肌が安定してきたときは見直しやすい
以前より肝斑が目立ちにくくなり、一定期間大きな変化がない場合は、今後の処方について相談しやすいタイミングです。
「調子がよいから永遠に続ける」と考える必要はなく、現在も同じ内容が必要なのかを定期的に見直していきます。
長く飲んでも変化が乏しい場合も見直す
一定期間飲んでいるのに、気になっているシミがほとんど変わらない場合は、「もっと長く飲めばよい」と単純に考えないことも大切です。
そもそも肝斑ではない、複数のシミが混在している、別の治療方法が向いているといった可能性があります。
美容内服の変化を感じ始める時期については、別ページの記事
→美容内服薬の効果はいつから?
でも詳しく解説しています。
市販トラネキサム酸と処方薬は「やめる時期」を分けて考える
| 比較項目 | 市販の肝斑改善薬 | 医療機関の処方薬 |
|---|---|---|
| 主な例 | トランシーノEXなど | 医療用トラネキサム酸錠など |
| 肝斑への位置づけ | 肝斑改善を目的とした一般用医薬品 | 医療用製剤の承認効能に肝斑が含まれていない製品がある |
| 服用期間 | 製品で決められた期間を守る | 診察内容と治療計画により判断する |
| 休薬 | 製品によって具体的な休薬期間が定められている | 全員共通の休薬期間が決められているわけではない |
| 再開 | 製品の使用上の注意に従う | 現在の状態を確認して医師が判断する |
検索すると「2カ月でやめるべき」「3カ月飲んだら休む」などさまざまな情報が出てきます。
情報が違って見える理由の一つが、市販薬と処方薬の説明が混在していることです。
自分が飲んでいる薬の商品名や処方内容を確認したうえで、どちらの情報を参考にするのか判断しましょう。
トラネキサム酸をやめるときは徐々に減らす必要がある?
依存や離脱を防ぐ目的で、必ず少しずつ減量しなければならない薬ではありません。
例えば「1日2回を1回にして、その後2日に1回へ減らさないとリバウンドする」といった一律の減らし方が決まっているわけではありません。
治療計画の一環として服用量や回数を調整することはありますが、それと「急にやめると危険だから減薬が必要」という話は別です。
処方薬の場合は美容目的以外で使われている可能性もあるため、何のために処方された薬なのかを確認してから終了時期を決めてください。
トラネキサム酸だけやめて他の美容内服を続けてもいい?
美容内服では、トラネキサム酸だけでなくシナール、ハイチオール、ユベラなどが組み合わせて処方されることがあります。
セットで受け取っているからといって、すべての薬を同じ日に始め、同じ日に終了しなければならないわけではありません。
それぞれ成分、処方目的、注意点が違うため、トラネキサム酸だけ必要性を見直すという考え方もあります。
反対に、「トラネキサム酸をやめる代わりにシナールを多く飲む」といった自己判断での変更は避けたほうがよいでしょう。
複数の美容内服を使っている人ほど、薬ごとの目的を分けて確認すると整理しやすくなります。
トラネキサム酸をやめた後、また飲み始めてもいい?
再開できる場合はあります。
重要なのは「前にも飲めたから今回も同じように飲める」と自己判断しないことです。
市販薬は決められた休薬期間を守る
トランシーノEXでは、2カ月間服用した後に最低2カ月間あけてから再び服用する方法が定められています。
休薬中に肝斑が気になっても、決められた期間を短縮して繰り返し服用するものではありません。
処方薬は再診時に現在の状態を確認する
医療機関から処方されたトラネキサム酸では、「何カ月休んだら全員再開できる」という共通ルールはありません。
中止している間に持病、服用薬、体調などが変わっていることもあるため、再開を希望する場合は現在の状況を伝えて診察を受けます。
数カ月前の余った薬を自己判断で再開しない
以前もらった薬が残っていると、肝斑が気になったタイミングで飲みたくなることがあります。
しかし、中止中に別の医薬品を飲み始めている場合や、健康状態が変化している場合があります。
残薬の使用期限も含め、以前の処方をそのまま再開するより、現在の状態で同じ薬が必要なのかを確認するほうが安心です。
トラネキサム酸をやめて肝斑が濃くなったら何を確認する?
中止後に「前より濃くなった気がする」と感じたときは、すぐ再開する前に次の4点を確認すると原因を整理しやすくなります。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 本当に肝斑か | 境界のはっきりしたシミなど、別の色素斑が混ざっていないか |
| 紫外線量 | 中止後に季節や外出時間が変わっていないか |
| 肌への刺激 | クレンジング、マッサージ、洗顔などで頬を強くこすっていないか |
| 比較方法 | 違う照明や写真補正だけで濃くなったと判断していないか |
特に見落としやすいのが、複数の色素斑が同時にあるケースです。
肝斑は薄くなっていても、その下にあった日光黒子などが目立つようになると、「トラネキサム酸が効かなくなった」と感じることがあります。
内服を繰り返す前に、現在目立っているものが本当に肝斑なのかを確認することが、結果的に遠回りを減らすことにつながります。
トラネキサム酸をやめた後の肝斑対策
内服を終了した後は、薬の代わりになる別の薬をすぐ探すより、肝斑が濃くなりやすい条件を減らすことが重要です。
紫外線対策は中止後も続ける
肝斑では紫外線対策が基本になります。
内服中だけ日焼け止めを使い、トラネキサム酸をやめたら紫外線対策も終了する、という使い方では肝斑を管理しにくくなります。
日常生活では日焼け止めを利用し、長時間屋外で過ごす日は帽子や日傘なども組み合わせるとよいでしょう。
汗をかいた、タオルで顔を拭いた、長時間外にいるといった日は、使用している日焼け止めに応じて塗り直しも検討します。
肝斑がある頬を繰り返しこすらない
落ちにくいメイクを強くこすって落とす、洗顔ブラシを頻繁に使うといった習慣は見直してみてください。
美容成分を追加することばかり考えるより、毎日の洗顔やクレンジングで刺激を増やさないことも重要です。
中止前から写真を残しておく
できればトラネキサム酸をやめる前に、現在の肌状態を写真で残しておきましょう。
中止前、1カ月後、2カ月後というように同じ条件で比較すると、「なんとなく濃くなった」という感覚だけで判断しにくくなります。
肝斑以外のシミがあれば治療方法を分ける
肝斑と日光黒子などが混在している場合、すべてを同じ美容内服だけで管理する必要はありません。
診断によっては外用薬や美容医療など、別の治療方法が検討されることもあります。
「薬をやめたら戻るから飲み続ける」という発想だけでなく、中止後も維持しやすい方法を組み合わせることが大切です。
トラネキサム酸を長期間飲み続ける前に確認したいこと
トラネキサム酸はサプリメントではなく医薬品です。
調子がよいから何年も同じ内容を自動的に続けるのではなく、定期的に現在も必要なのかを確認していきます。
血栓症の既往やリスクについて伝える
医療用トラネキサム酸の電子添文では、脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎など血栓のある患者への注意が記載されています。
また、血栓症が生じるおそれのある患者についても注意が必要とされています。
「トラネキサム酸=血液を固める薬」と単純に表すのも正確ではありません。
トラネキサム酸は血液中のフィブリンを分解する線溶系に関わるプラスミンの働きを抑える抗プラスミン薬です。
血栓を作ること自体を目的とした薬ではありませんが、もともと血栓がある場合などでは血栓を安定化させるおそれがあります。
腎機能についても確認する
長期服用について調べると「肝臓に悪い?」という検索も多く見られます。
医療用トラネキサム酸では、肝機能障害より先に確認しておきたい項目の一つが腎機能です。
電子添文では、腎不全がある場合にはトラネキサム酸の血中濃度が上昇することがあるとされています。
腎臓の病気を指摘されたことがある人や、健康診断の結果が以前と変わった人は診察時に伝えておきましょう。
別の病院でもらった薬との重複に気をつける
トラネキサム酸は美容目的だけで使われる薬ではありません。
咽頭炎などの症状に対して、内科や耳鼻咽喉科からトラネキサム酸が処方されることもあります。
美容目的で飲んでいる薬を医薬品として認識していないと、別の医療機関へ伝え忘れることがあります。
病院を受診するときは美容内服も含め、現在飲んでいる薬をまとめて伝えると成分の重複を防ぎやすくなります。
低用量ピルなど服用中の薬も診察時に伝える
低用量ピルをはじめ、現在使用している処方薬がある場合には、美容内服とは関係なさそうに見えても診察時に伝えてください。
薬の組み合わせだけでなく、血栓症の既往、喫煙状況、手術予定など複数の要素を合わせて医師が判断します。
インターネットの情報だけで「併用できる」「併用できない」と自分で決めるより、現在使用している薬の商品名を伝えるほうが確実です。
トラネキサム酸をやめるか迷うなら処方内容そのものを見直す
美容内服を続けていると、「効果は感じているけれど、このままずっと飲むのは少し迷う」という時期があります。
その場合は、「全部続ける」か「全部やめる」かだけで考える必要はありません。
トラネキサム酸の必要性だけを見直す、他の美容内服について相談する、いったん経過を見るといった選択肢もあります。
美容内服は、最初に処方を受けたときよりも「続けるか迷ったとき」のほうが相談したいことが増えるケースもあります。
通院が負担ならオンライン診療で処方を見直す方法もある
「薬をやめたい」のではなく、クリニックへ定期的に通うことが負担になっている人もいるでしょう。
その場合には、治療自体を終了する前にオンライン診療へ切り替えて相談する方法もあります。
オンライン診療は薬を通販のように自由に購入する仕組みではなく、問診や診察を受けたうえで医師が処方の可否を判断します。
そのため、
「現在トラネキサム酸を飲んでいるが続けるべきか迷っている」
「肝斑が落ち着いたので処方内容を見直したい」
といった相談にも利用できます。
Actually,は美容内服の処方内容を比較したいときの候補になる
Actually,(アクチュアリー,)は、医療機関のオンライン診療を受けるためのプラットフォームです。
美容内服薬も診療メニューに含まれており、スマートフォンを利用して診察から薬の受け取りまで進められます。
当サイトではActually,の美容内服について、取り扱われている薬やプランの違い、診療の流れなどを別ページで詳しく確認しています。
トラネキサム酸を含む美容内服について相談したい方や、現在の処方を見直す選択肢を探している方は、次の記事も参考にしてください。
→Actually,(アクチュアリー,)の美容内服薬を詳しく見る
オンライン診療そのものの比較については、
→美容内服薬オンライン診療の比較記事
でまとめています。
トラネキサム酸をやめたらどうなる?よくある質問
トラネキサム酸をやめた翌日から肝斑は濃くなりますか?
翌日から突然元の濃さへ戻るとは限りません。
薬の血中濃度が低下する時間と、顔の色素が見た目として変化する時間は同じではありません。
中止後は数日単位で一喜一憂するより、数週間から数カ月の経過を同じ条件の写真で確認すると判断しやすくなります。
トラネキサム酸をやめたら必ず肝斑が戻りますか?
必ず戻るわけではありません。
トラネキサム酸終了後に肝斑が再発した研究はありますが、再発率は研究によって異なり、全員が同じ経過をたどるわけではありません。
紫外線などの悪化要因が続いている人では、中止後に再び目立つ可能性があります。
トラネキサム酸をやめると以前よりひどくなりますか?
中止した反動によって、必ず服用前より悪化するとはいえません。
濃く感じた場合は肝斑そのものの再燃だけでなく、紫外線量や摩擦、別の色素斑が目立っていないかも確認しましょう。
トラネキサム酸は急にやめると危険ですか?
依存性のある薬のように、離脱を避ける目的で必ず段階的に減らさなければならない薬ではありません。
処方されている場合は、美容以外の目的で使われていないかも含めて、終了時期について処方医へ確認してください。
トラネキサム酸は2カ月飲んだら必ずやめるのですか?
市販のトランシーノEXでは、2カ月を超えて連続服用しないというルールがあります。
医療機関から処方されるトラネキサム酸まで、全員が同じ「2カ月」で終了するという意味ではありません。
2カ月休めばトラネキサム酸を再開できますか?
トランシーノEXなど市販の肝斑改善薬では、2カ月服用後に最低2カ月あけて再開する方法が定められています。
医療用の処方薬では、同じ休薬期間が一律に決められているわけではないため、再開したい場合には現在の状態を確認してもらいましょう。
トラネキサム酸をやめた後はシナールだけ飲んでもいい?
トラネキサム酸とシナールは同じ薬ではないため、トラネキサム酸を終了して他の美容内服を継続するケースはあります。
何を続けるかは、現在の肌悩みと処方目的を確認したうえで決めることが大切です。
トラネキサム酸をやめた後、余った薬を再び飲んでもいい?
数カ月前に処方された薬を自己判断で再開するより、現在の健康状態や併用薬を確認してから再開するほうが安心です。
中止している間に新しい薬を使い始めている場合もあるため、以前問題なく飲めたことだけで判断しないようにしましょう。
トラネキサム酸をやめたら何カ月様子を見ればいい?
全員共通の観察期間はありませんが、中止直後だけでは肝斑の変化を判断しにくいことがあります。
市販の肝斑改善薬の臨床試験では服用終了後2カ月程度で再発が確認された例もあるため、数カ月単位で変化を見る考え方が参考になります。
トラネキサム酸は一生飲み続ける薬ですか?
肝斑のために一生飲み続けることを前提にする必要はありません。
肝斑は長期的な管理が必要になることがありますが、
「肝斑の管理=トラネキサム酸を永久に内服する」
という意味ではありません。
紫外線対策、刺激を減らすスキンケア、必要に応じた外用治療なども含め、その時点の状態に合わせて治療内容を見直します。
まとめ|トラネキサム酸をやめたら「必ず戻る」とは限らない
トラネキサム酸をやめても、翌日から突然肝斑が元の濃さへ戻るわけではありません。
肝斑はもともと紫外線やホルモン環境などの影響を受けながら、薄くなったり再び目立ったりすることのある色素異常症です。
そのため、トラネキサム酸の服用終了後に肝斑が再び目立つことはありますが、「薬をやめた反動」や「薬への依存」と同じ意味ではありません。
また、市販の肝斑改善薬と医療機関から処方されるトラネキサム酸では、服用期間や休薬期間の考え方を分ける必要があります。
市販薬は決められた服用期間と休薬期間を守り、処方薬では現在の肌状態や処方目的を確認しながら継続・終了を判断します。
中止後は紫外線対策や摩擦を減らすスキンケアを続け、同じ条件で写真を残しておくと肝斑の変化を確認しやすくなります。
・今の処方をこのまま続ける必要があるのか
・トラネキサム酸だけ見直したい
と感じている場合は、次回の処方を受ける前に一度治療内容を確認してみるとよいでしょう。
通院そのものが負担になっている方は、オンライン診療を利用して美容内服について相談する方法もあります。
以下のオンライン診療サービスの「Actually,(アクチュアリー,)」の記事も参考にしてください。
→Actually,(アクチュアリー,)の美容内服薬の口コミ、評判はどうなの?
